『卑弥呼vs私』を徹底レビュー!

1 あらすじ
2 キャスト・スタッフ
3 基本情報
4 レビュー


1 卑弥呼vs私のあらすじ


ある日、憧れの山城先輩と校舎の曲がり角でぶつかった私は気が付くと邪馬台国にタイムスリップしていた。
目の前にいたのはあの卑弥呼!
ひょんなことから卑弥呼と親友になり、好きな人を知らされる。
なんとそれは明真!
しかし、その相手の明真はあの山城先輩と顔がそっくり!
その上明真は私に一目惚れしたらしくもう大変!
今宵、私と卑弥呼のダンスバトルが開幕する!!


2卑弥呼vs私のキャスト・スタッフ


監督:杭間ノスケ
俳優:神道千陽(並木日菜)、水永酌未(卑弥呼)、葉坐実岳(山城一樹・明真)


3 卑弥呼vs私の基本情報


放送日/公開日

2012.09.08~2012.11.25

制作・配給

混沌スタジオ

日本

時間

1本130分


4 卑弥呼vs私のレビュー


タイムスリップ×ラブコメの新感覚映画
カオスがすぎるんだよなあ
 まず卑弥呼の時点でカオス映画だと確信。
カオス映画の良いとこをは予測不可能で笑わせてくれるところ。
 
タイムスリップ×ラブコメとただでさえカオスなのに、そこに卑弥呼×ダンスという要素も加わって余計カオスな物語でした!
 
時々カオスな展開すぎて映画館でもみんながあんぐりと口を開けるという映画館全体もシュールな空間に仕上げてしまう作品だったと思います。
 
 私はこのカオスさが最高に面白いので好きな作品ではありましたが、正直好き嫌いが分かれそうだと感じました。
なんというか、コメディを研究しているタイプは嫌いそうなチープな笑いも入っているので笑
 
例えば卑弥呼の「素人にダンスをしろと(素人)。」というダジャレは本当に面白みがなく、カオス映画好きな私でさえも拳を握りしめていました。
 
安易にダジャレを使うのはやめて欲しいものです。
ダジャレが好きな人には笑いポイントだったかもしれませんが、私は憤りしか感じませんでした。
 
 この映画はカオス感が主な魅力ですが、実をいうとダンスも魅力的なんです!
私のダンスに詳しい知り合いによるとこの映画、ダンスのクオリティが実はめちゃめちゃ高いといっており、ダンス初心者の私でさえ、ダンス部分は圧巻されました。
 
とはいえ、カオス映画なのに正直変なところに力を入れているなとは思いましたが…。
 
このような変な部分に力を入れるのであればもう少し脚本や演出に力を入れてほしいものです。
しかし、監督が芸術気質と噂の方なので仕方のないことなのかもしれません。
 
 さて、総評にうつりたいと思います。今回のこの映画、新たなジャンルの開拓という面では非常に良いのではないかなと思います。
 
しかし、カオスな映画が苦手な方にはあまり向かない映画なのでみる人を選ぶ映画だと感じました。
 
また、演出に少し粗さが目立つ部分があり、不快に感じる方もいるだろうと思います。ただ、ダンスのクオリティが高い部分や物語が斬新で面白いという点に関しては高く評価できる作品です。
 
刺激的で物語の展開が全く読めないので日々の生活に飽き飽きしている人や普通の映画では満足ができない人には強くオススメしたい映画でした!
 

著:馬事とうふ
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