1 あらすじ
2 キャスト・スタッフ
3 基本情報
4 レビュー
1 ディスクがほとんどいっぱいです!のあらすじ
新入社員の佐野トワ子は上司に目を付けられている。それもそのはず、トワ子は会社1の問題児。立場など考えず、悪戯をする。
些細なものから少し大胆なものまで多岐に渡る悪戯に社員たちはタジタジ。だけども、何故か憎めない。
いたずらっ子で問題児だったが、お茶目なトワ子は社員から慕われていた。
しかし、そんなトワ子の楽しい日常はある社員の部署異動により、ガラリと変わり始める。
会社のため、自分のため、困惑しながらも奮闘するトワ子の未来は…!
2 ディスクがほとんどいっぱいです!のキャスト・スタッフ
監督:角田西河
俳優:府道珠那(佐野トワ子)、吟遊真紀子(岸田典子)、冬木早苗(野口莉沙)
3 ディスクがほとんどいっぱいです!の基本情報
放送日/公開日 | 2021.0602~09.24 |
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制作・配給 | FGG |
国 | 日本 |
時間 | 1話54分,全13話 |
4 ディスクがほとんどいっぱいです!のレビュー
社会人になった自分を想像してしまう作品!
元気をくれるストーリー
“働くのに疲れた…。”
そう考えている人や生きにくいと感じている人を後押しをしてくれる作品だ。
こんなにもポップで社会人を楽しんでいる女性はこの世にいないだろう。
私自身、社会に出ることに対して悲観的な気持ちを持っていたが、この作品を観ることで考えが変化した。
社会人、大人になることは責任を背負うこととはよく言われる事実だけど、責任をそこまで重く捉えすぎない方がいいのだとそう思うようになったのだ。
トワ子のキャラクターが逸材!
この作品は
「会社は義務教育みたいなもの。入ったら辞めさせるなんて滅多にないから、楽しまなきゃ。」
というトワ子の言葉で全て表現されていると思う。
トワ子がやることは過激。だけど、なぜか憎めない。
怖い上司の机の上に可愛いものを少しずつバレるまで置くチャレンジや社長にバレないように社長室に潜入するミッション、同期への飲みの誘いを会社の全体にアナウンスなど、程よく腹が立つ悪戯ばかり。
子供がそのまま大人になったような性格のトワ子に周囲は困惑するも思わず笑顔になっている部分からトワ子の人柄が分かると思う。
私もトワ子みたいに愛される人柄になりたいなと思う次第だ。
役者の演技指導が素晴らしい!
このドラマは実際の職場の雰囲気が欲しいと言うことで演者全員が1年もワークショップを行っていたらしい。
ふざけているように見えて、真面目な側面があるのだ。
ちなみに演者の8人が短期間、実際に会社で働いていたのだが、そのうちの2人は役者よりも会社で働くことに魅力を感じて本当にその会社へ就職したと言われている。
本当の職場を経験した人が演じているため、会社の緊迫感やマナーが自然と表現されている。
さらに主演の役者はブラック企業経験者と言われている。
だからだろうか、時折目がマジだ。
上司が理不尽な要求をしてきたシーンの時が特にマジ。
これから誰かヤルのかなという感じの目をしている。
あの目を見た時は少し社会の闇を見た。
演技も雰囲気もリアルに近く、完璧だからこそトワ子の悪戯が味になる。
最後の悪戯は微妙!!!!
トワ子の些細な悪戯も最後は大規模になる。
上司の顔面にパイを投げたり、社長にパイを投げたり、象の上に上司を載せたり、やりたい放題。
そこまではよかった。最後にネズミ花火を会社でして、会社を爆発させた時はもう救いがないと頭を抱えてしまった。そこまでのストーリーがよかったが故に爆発で終わるのは納得ができなくて何とも言えない気持ちでテレビを切った。