『ハッピーサンドイッチ』を徹底レビュー!

1 あらすじ
2 キャスト・スタッフ
3 基本情報
4 レビュー


1 ハッピーサンドイッチのあらすじ


ジョニーは亡き母直伝のサンドイッチを小さな村で売っていた。
ジョニーはサンドイッチを食べる幸せそうな人々の顔を見るのが好きで、安価で提供することをモットーとしていた。そのため、彼のサンドイッチは安くて美味しいと瞬く間にクチコミが広がり、大人気店に。そして、いつの間にかテレビ局の取材依頼を受けるほど有名になった。
しかし、有名になる程、彼の商売スタイルに変化し、売り上げが下がり始めたのだった…。


2 ハッピーサンドイッチのキャスト・スタッフ


監督:ジョンソン・ショーロン
声優:トム・ナード(ジョニー)、ムー・ハンシー(ナビ)、アルナー・ミカエル(マリリー)他


3 ハッピーサンドイッチの基本情報


放送日/公開日

2016.8.30〜

制作・配給

スタジオパムパム

アメリカ

時間

170分


4 ハッピーサンドイッチのレビュー


なんといっても美味しそうなサンドイッチ!
見たことない具材たち
ジョニーの生み出すサンドイッチは次々に爆売れしていく。そのサンドイッチは見たことのない種類ばかり。お茶漬けサンド、オリーブオイルサンド、チャーハンサンド、アサリサンドなどなど聞けば不味そうだが、見た目が兎に角美味しそう!
 
店が繁盛し始めてから、ジョニーの発想力は乏しくなり、たまごサンドやハムチーズサンドなど、面白くないサンドイッチばかりに。
そうすると当然サンドイッチは当然売れなくなる。ジョニーは自分のサンドイッチの魅力に気が付いていないのである。
 
それを変えたのが女であった。スランプに陥っていたジョニーは、風俗に通い始め、気分転換をする。
女はジョニーに大切なことを教え、ジョニーは再び店を繁盛させることに成功するのであった。なんとも心暖かい物語である。
 
ここまではよくある物語であるが、この女とジョニーのラブシーンがこの物語の最大の山場である。
例えば風俗の受付でのシーン。
 
女は休みだと言われ、激怒するジョニー。
 
「俺は彼女に会いにここに来たんだ!他の女とはヤるつもりはねえ!」と大声を出すジョニーの声をたまたま店に差し入れにきた女はきく。女は感動しジョニーにバックハグをして受付で行為に至ってしまう。
 
集客のためのパフォーマンスだと思った観客たちは彼らの行為に拍手喝采を送る。二人はそれを誇らしげに思い、裸のまま帰路に着くのであった
私はこのシーンに衝撃をうけ、そして大きく感動した。
 
これほどまでに大胆でダイナミックなラブシーンは初めてだ。エロビデオを見ているのかと錯覚したほどだ。
 
そして、これは私が見つけたこの作品の小さなこだわりポイントであるが、それは、ジョニーのタトゥーである。ジョニーの体には各部位にタトゥーがほってある。いろんな文字が入っているが、それを全部繋げると
 
「玉ねぎを切る手が、よく滑る。」
 
こうなるのである。この映画のジョニーのサンドイッチの仕込みシーンでは、よく玉ねぎが登場する。この玉ねぎシーンはジョニーの身にいいことが起こる前兆なのだ。これに気が付いた時は興奮してスカイダイビングを予約したものだ。
 
『ハッピーサンドイッチ』のユニークなキャラ紹介!
ここまでジョニーと女のことしか語ってこなかったが、本作にはユニークなキャラクターが多数登場する。その一部を紹介していこう!
 
①ハンサム
 
彼の名は明かされない。ハンサムなので皆ハンサムと呼ぶ。ハンサムはジョニーの仕入れ先の男である。彼の魅力はなんといってもハンサムなのにありえないくらいキツい下ネタをいうところだ。
 
特に印象的なのがジョニーが女と愛し合ったマウントをとった時。
ハンサムは「ああ、僕も彼女そっくりなラブドールで昨日楽しんださ!」とすごく爽やかな笑顔で言い放った。ドン引きである。
 
②ジョナサン
 
彼は毎回プロテインを浴びて登場する。浴びてというのは飲んでるわけではない。物理的にプロテインをバケツで浴びているのである。
 
プロテインでびしょびしょになった彼は満足そうな顔で「ん〜〜!」と笑みをこぼす。なんともエロティックなキャラクターである。
 
 
この二人以外にも、帽子がわりにコンドームを被っているおじいさん、タバコをほぐしてつけまつげにするキャロラインなど面白いキャラクターが様々だ。
 
見てわかるように家族で見るのにうってつけの作品なので、ぜひ家族団欒でおうち映画を楽しんでいただきたい!
 

著:萩沼ドライビングスクール